..::**:.::*:::*:::.:**:.... しばらくの沈黙の後、麻衣子の表情が神妙な面持ちになった。 「芽生…」 「…な…何?」 ゴクン。 麻衣子の表情に緊張して、唾を飲み込む。 「現実逃避しても、来月の期末テストはやらなきゃいけないんだからね」 「…」 …へ? 麻衣子から帰って来た言葉に、きょとんとしてしまう。 現実…逃避? 私、そんな風に返ってくること聞いたっけ? .::***:**:.::*:.:**.:***..:::*..