立ち上がった美波さんは
坂上くんの元へと駆け寄り抱き着いた。
そんな美波さんの事を
坂上くんは抱き締める。

玲二「考えよう。美波。
俺たちが付き合っていける方法を。」

美波「...うん。」

抱き締め合った2人の
邪魔をしたくなくて
私はそっと部屋を出る。

偉琉「終わったか?」

葉瑠「うん。青柳くん、ありがとう。」

偉琉「礼を言うのはこっちだ。
ありがとな、葉瑠。」

青柳くんからもらった
初めてのありがとう。

偉琉「散々なデートになって
悪かったな。」

葉瑠「そんな事ないよ。」

だって私は初めて
青柳くんの役に立てた。