─ 移動中 ─
「白鳥先生って唯那ちゃんみたいな、病弱な子に"は"、優しいよね。」……。怖い笑みを浮かべている。「怖い顔になってるわよ。」「なんのこと?こんなに笑顔なのに…。」「それのことよ。」私は、夢羽の顔を指して言う。「俺のこと大好きだからってそこまで真剣に言わないでよ。」調子に乗ったわね…。「別に大がつくほどでは無いけれど、いい子だと思ってるわよ。」「振られた訳じゃないのに振られたみたいじゃんかよ…。」拗ねたような感じで言う夢羽を適当に相手している内に、保健室の前に来た。
─ 保健室 ─
『失礼します。』という挨拶とともに、戸を開けると…。「あれ?雪先輩?」「あ。唯奈ちゃん。…とその…"ふわふわ"した子は?」「ふわふわとか、ゆゆちゃんと唯奈ちゃん以外に言われたくないんですけど…。」また毒づいてる…。「なんやそのこ、めっちゃ毒吐くやん。天使と悪魔の間の子みたいやな」「雪先輩は、どうしたんですか?」「ちょっと熱っぽいんや……。」「ちょっと失礼しますね。」と言って、おでこにてをあてた。「─ !! ─ ゆ、唯奈ちゃん?!」「熱っぽいんじゃなくて熱がありますよ?」「有難いんやけど……。急には、ビックリやで…。」「何照れてんの……。気持ち悪い先輩ですね」笑顔で言う夢羽に対し、「なんや、妬いてんのか?可愛い友達やな唯奈ちゃん。」私に話を振ってくる雪先輩。「あ……。そうですね。」私は、苦笑いを浮かべていう。
── シーンッ ──
「えっと…。」沈黙を切ったのは、私だった。
「水嶋先生は?」「いま居はらへん。」「あ、ありがとうございます。」「唯那ちゃん。手当。」「ちょっと待って。今救急箱探してるのよ。」「これじゃない?」「それよ。ありがとう。で?突き指したところは、どこ?」「ここ。」私は、手当をし始めた────。
「白鳥先生って唯那ちゃんみたいな、病弱な子に"は"、優しいよね。」……。怖い笑みを浮かべている。「怖い顔になってるわよ。」「なんのこと?こんなに笑顔なのに…。」「それのことよ。」私は、夢羽の顔を指して言う。「俺のこと大好きだからってそこまで真剣に言わないでよ。」調子に乗ったわね…。「別に大がつくほどでは無いけれど、いい子だと思ってるわよ。」「振られた訳じゃないのに振られたみたいじゃんかよ…。」拗ねたような感じで言う夢羽を適当に相手している内に、保健室の前に来た。
─ 保健室 ─
『失礼します。』という挨拶とともに、戸を開けると…。「あれ?雪先輩?」「あ。唯奈ちゃん。…とその…"ふわふわ"した子は?」「ふわふわとか、ゆゆちゃんと唯奈ちゃん以外に言われたくないんですけど…。」また毒づいてる…。「なんやそのこ、めっちゃ毒吐くやん。天使と悪魔の間の子みたいやな」「雪先輩は、どうしたんですか?」「ちょっと熱っぽいんや……。」「ちょっと失礼しますね。」と言って、おでこにてをあてた。「─ !! ─ ゆ、唯奈ちゃん?!」「熱っぽいんじゃなくて熱がありますよ?」「有難いんやけど……。急には、ビックリやで…。」「何照れてんの……。気持ち悪い先輩ですね」笑顔で言う夢羽に対し、「なんや、妬いてんのか?可愛い友達やな唯奈ちゃん。」私に話を振ってくる雪先輩。「あ……。そうですね。」私は、苦笑いを浮かべていう。
── シーンッ ──
「えっと…。」沈黙を切ったのは、私だった。
「水嶋先生は?」「いま居はらへん。」「あ、ありがとうございます。」「唯那ちゃん。手当。」「ちょっと待って。今救急箱探してるのよ。」「これじゃない?」「それよ。ありがとう。で?突き指したところは、どこ?」「ここ。」私は、手当をし始めた────。


