沖田が明の前にしゃがむ



「昴は、死んでもこうして明を守ってる
逃げちゃダメだよ」


ーーーずっと前、昴からも逃げるなと言われた
   受け入れがたい昴の死を逃げずに
   どう乗り越える?



「明!怪我はないか?」


永倉も沖田の横にしゃがむ


「お願い…」




明は、昴の胸に顔を埋めた




「昴… そばにいて…
呼べば必ず来てくれるって…
ずっと… ねぇ!! 昴!!!」



完全に心を乱している明の様子に
永倉は、声もかけられなかった



「ごめんね…
ここにいると危険だから…
永倉君、この人担げそう?」


「おう」


「では」