再び、静かになった病室。
涙を拭うと、ラッピングされた箱を袋から取り出した。
すると、さっきは見えなかったけど、2つに折られた白い紙が入れられてあることに気が付いた。
開いてみると、そこには不器用な文字が綴られている。
───
初雪、希愛にも見せたかった
本物じゃねぇけど、元気が出るように
───
たった2行。
それだけなのに、胸が苦しくなる。
ラッピングされた箱を開けてみると、中にはスノードームが入っていた。
ガラスの中には小さな赤い屋根の家と1本の木。
ラメが入っているせいで、光に反射して、積もった雪と舞う雪がきらきら輝いて見える。
まるで、星が降っているかのように。
一度拭ったはずなのに、再び溢れる涙。
頬を伝う幾つもの涙はシーツに大きなシミを作り続けた。

