目を覚ますと、眩しすぎる光が視界いっぱいに広がった。
隣からは、聞き慣れた機械音。
体につけられた幾つもの管。
腕には点滴。
口元には人工呼吸器。
多分あたし、手術したんだ。
この状態になれば、起きたばかりの頭でも理解できる。
「希愛ちゃん?目、覚めた?」
それからしばらくの間、ぼーっとしていると先生が様子を見に来てくれた。
「先生…あたし、まだ死なない……?」
この心臓はまだ動いている。
だけど、時が経つにつれてゆっくり確実に弱くなっている。
「希愛ちゃんの―――…」
きっと手術後で体力が落ちていたせいだろう。
先生の言葉を最後まで聞く前に、眠りに落ちた。

