星の向こうできみを待っている。


あたしの中でいろんな感情が混ざり合った。

だけど、どこかほっとしている自分がいる。

苦しい治療から解放されて。

お母さんと同じように星になれる。

ずっと会いたかったお母さんに会える。

“ごめんなさい”って言える。


『…希愛っ!』


乱暴にドアが開けられ、お父さんとお兄ちゃんが入ってきた。


『なに…?』


感情のない一言。


『さっきのは違う…。あれは…』


『あたしね、さっき驚いちゃって。今は割と冷静だから大丈夫』


自分のことなのに自分のことじゃないみたい。

生きることに興味がないのかな?

自分の命があとわずかだと知ったのに、冷静になってみるとなぜか平気なの。