部屋に戻ると、全身から力が抜けたかのように座り込んだ。 『…ごめんなさい。…ごめんなさい……っ』 溢れる涙は、拭われるよりも先に床にこぼれ落ちる。 今まで、何も言わず普通に接してくれたお父さんはどんな気持ちだったの? …絶対にあたしのこと恨んでる。 お兄ちゃんも、あたしのこと嫌いになったかもしれない。 ううん…。 “かも”じゃない。 絶対に嫌いになった。 あたしは、お父さんとお兄ちゃんの大切な人の命を奪った。 ……最低な人殺し。