先生。



言ってやった。



なのに言ってからくる、この気持ちってなんだろう。


あんなに傷つけられたのに、先生を傷つけたくないって思ってるなんてさ。



何にも答えない先生は、黙って玄関まで歩いてくると私の身長に合わせるみたいに目線を合わせた。


とっくに壊れた心臓が打ち付けて、先生に脳みそごと溶かされるみたい。





「寂しさを埋めるため、なんかじゃないよ」





甘い口調に戻った先生。


でも、もう騙されないよ。





「嘘つき。だったらなんで…」





そう言った私の言葉を、先生は遮った。





「好きだから。お前がいないと生きていけないの」





先生のその言葉で、すぐに心が揺れる自分が憎い。


期待したって結果はわかってるくせに。





「…信じない」