先生。



私、先生と出会う前より、堕ちるとこまで堕ちたな…きっと。



でも、もう決めたことだもん。


全てを、私の中の先生をこの部屋に置いて行く。



大丈夫。


いつもみたいに笑えてるはず。



…大丈夫。


少し痛いけど耐えられるから。





「良かったね。結果的にはその作戦成功したみたいだし。私、服とか取りに来ただけだから、すぐ…」





大丈夫。


笑えてるよ。



まだ、泣いてない。


泣いてないよね…





「潤…」





なのに、ズルいでしょ。


そんな声で名前を呼ぶなんて。



抱きしめて離してくれないなんて。


…本当にずるいよ先生は。



私の方がずっとずっと辛いのに。


どれだけ頑張って、どれだけの覚悟でここに来たか、先生にはわからないでしょ?