なるほど。確かにすごろくボードには、日本列島が描かれていて、それぞれのマスにはそれぞれご当地どら衛門のイラストが描かれている。
未来のネコ型ロボット・どら衛門が、それぞれのご当地名物のコスプレに扮しているのだ。
すだちどら衛門。
ラベンダーどら衛門。
ねぶたどら衛門。
しゃちほこどら衛門。
などなど。
この四枚のいずれのカードをゲットするために、そのマスへと進める。
どのカードが欲しいかによって、目的地がそれぞれバラバラなのか。
で、誰かがカードがゲットをしたら、また新しいカードが出てくる。
カードが無くなるまでエンドレス。
ある意味長丁場だぞ。
「なんつーゲーム持ってきてんのおまえ。俺達はDKだぞ。こんなゲーム…」
「まあまあ。やってみたら案外面白いって!きっと」
広げたゲームをシラケた目で見ている咲哉を構わず、陣太はテーブル上でゲームの準備をしていた。
翔と幸成も、物珍しそうにゲームの備品を触っている。
「横川くん、コマ4つしかねえよー。こっちは5人だぜー?」
「ったく。人数オーバーか。使えないゲームだな」
「消しゴムコマ代わりにしようぜー」
「咲哉、文句ばかりだぜー?」
何だかんだゲームに乗り気か?翔と幸成は。
「…ったく、やかましいわ!」
しかし。30分後。
「いぇーい!さるぼぼどら衛門ゲットぉー!」
「…あぁっ!俺狙ってたのにぃー!…翔!さっきのみかんどら衛門といい!さっきから邪魔すんなよ!」
「咲哉が俺を追っかけてるだけだっつーの!」
「俺はいきなり団子どら衛門ー!」
「なまはげどら衛門、誰も取るなよ?取るなよ?…あぁっ!夏輝!何でおまえはあぁぁっ!」
たかがミニボードゲームに。
全員、エキサイト。
むふふ。なまはげどら衛門ゲット。
今度はたこ焼きどら衛門。
見事に全員、どハマりしてしまった。
このカード争奪すごろくに。
サクサクと進み、恐らくゲーム展開は早い。
黙々と進めて、たまにモメてを続けていたら、40枚のカードはあっという間に無くなる。
終了すると、全員自分のゲットしたカードの数を数え始めた。
「俺、8枚!」
「俺、9枚ー!…夏輝は?」
「12枚。俺、一番じゃね?」
「…うわっ。咲哉、3枚って何?弱すぎ」
「…ぬうーっ!…なぜだぁーっ!なぜ、俺少ないの!…もう一回!もう一回やろうぜ!んで、さるぼぼどら衛門ゲットしてやる!」
「何でさるぼぼ?」



