最近俺達も行ってきた宿泊研修。
その中で、レクレーションの一環として、パン食い競争を行った際に。
とある先生がふざけてパンに紛れて、焼き肉食べ放題チケットを投入。
それが、悲劇の始まりだったという。
パンと一緒にぶら下がる、焼き肉食べ放題チケット。
そのレースの組の生徒がスタートすると同時に。
『…どけぇ!コラァ!』
『焼き肉!…よこせぇぇぇっ!!』
すでにレースを終えていた生徒四名、なぜか乱入!
五人で走るはずのレース、なぜか九人で走ってる!
乱入した四人の足はかなり速く、ほぼ同時に一目散に、その焼き肉食べ放題チケットに飛び付く。
その中の一人が、チケットを見事ゲット!
…だが。
『…なぁーにしとんじゃいコラァ!それは私のじゃけん、よこさんかぁ!』
一人がそいつに飛び蹴りを喰らわす。
地に倒れた隙に、チョークスリーパーをかける。
しかし、その隙を見て、他の一人がチケットを奪う。
だが、そこに他の一人が、襟をつかんで、背負い投げ!
チケットを奪うが、またしてもそこへ飛び蹴りが入る。
またしてもチケットを奪うが、またしてもそこで、タックルをかけられる。
またしてもチケットを奪うが、またしてもそこで、回し蹴りコンボで顔面らへんに攻撃をくらう。
掴み合い。殴り合い。蹴り合い。
四人の壮絶なバトルは、約30分続いた。
あまりの壮絶さに、ギャラリーは教師まで手を出せずにフリーズ…。
そして、糸田先生が乱入。
『おまえら、いい加減にせんか!この四馬鹿が!』
四人全員の頭頂部に、それぞれ鉄拳…拳骨を喰らわして、その壮絶なバトルは終了した…。
この四人を黙らせる、先生の拳骨って、どれだけの威力?
核兵器?
…しかし、そこに目をつけたのが、生徒会。
面白がった、その結果。
「…学校祭で、デスマッチ?!」
「そう。そうなのよ」
仙道先生は、うんうんと頷いた。
「デスマッチって、プロレス?」
「いや、今で言う、総合格闘技の試合みたいな。前夜祭のラストに闘技場で開催されたんだよ。選手はその四馬鹿…星天四天王。まあ、パン食い競争バトルの延長みたいな?」
「ルールは?」
「さすが竜堂は格闘技やってるだけあって、そこに食い付く?ルールは、何でもあり。どっちかが降参もしくはダウンするか、麻倉先生のドクターストップかで勝敗決めるみたいな」



