マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様




そんな夏休みも今日で終わり、明日から二学期が始まる。

蓑島と顔を合わせる日々は終わらない…。




『あ、あの…瞳真くん』



部活も終わってさあ帰ろうという時に、背後から呼び止められる。

振り返ると、そこにはサッカー部のマネ、同じクラスの村河美優がいた。



…村河か。

女とはあまり仲良くしない俺だけど。

先日、こいつとはいろいろあって、話す機会が出来てしまった。





それは、一昨日の話。

部活が終わり、一人で帰っていると、裏口である西出口の傍にあるベンチに一人でいる村河を見掛けた。

『あ…』

ふと、目が合ってしまったが…村河の目は真っ赤になっていて、泣いていたようだ。

特に興味はないので、そのまま帰ろうとしたけれど、ふと憶測が頭を過り、足を止めてしまう。



こいつは星月と同じマネージャー。

部活の帰りに一人でこっそり泣いてるなんて、もしや星月と何かあったんじゃ…。



星月のことは、もう他人事ではない。

そう思うと、思わず声を掛けていた。



『どうしたんだよ』

『あ…』



話を聞いてやると、どうやら星月と何かあったのではなく。

あのチャラ男先輩、早霧谷さんにキツイ一言を投げ掛けられたのだという。

星月絡みではなく、内心ホッとする。