そして、蓑島はまた目立つ。
クラスの催しで、蓑島と星月のクラスは『アニメコスプレカフェ』というものをやっており。
その時の蓑島のコスプレは、赤いブレザーをバシッと着ていて、手にはモデルガンを持っていた。
…何とか三世という、大泥棒?
それも、女子たちのハートをブチ抜いて、またしても人気者となっていた。
ちなみに、星月はその何とか三世に出てくる女泥棒のコスプレをしており。
やたらと露出の多いセクシーなドレスを着せられ、茶髪ロングヘアのカツラを被らされていた。
敦斗の話によると、蓑島の差し金らしい。
可愛いかったけど、腹立つ。
そんな事もあり、蓑島は一躍学校中の女子の人気をかっさらい、有名人となる。
結果、ミスターコンテスト優勝というわけだ。
で、俺は三位。
なぜだか知らんが、ひっそり生きているはずなのに、三位。
クラスの催しで執事の格好をしたけど、表でただひたすらおやつを食っていただけ。
なのに、三位。
…しかし、これが蓑島にとっての格好のイジりの材料となる。
この夏休み中。
会う度に『三位の王子様・水口』とドヤ顔でイジられる。
俺優勝で、おまえ三位。
俺の方が上ー!みたいな。
ちっ。
ミスコンなんてどうでもいいが、蓑島の上から目線はムカッ腹が立つ。



