それは、一人の女子高生が、遠距離恋愛している幼なじみの彼と、好きだと溺愛してくるクラスメイトの男子との間で想いが揺れる…という話。
遠くの親戚か、近くの他人か。どっちか。
という物語なんだけど。
どっちの想いに応えるか、二者択一の決断を迫られた時。
もし明日世界が終わるなら、その時どちらと一緒にいたいか。
主人公の女子高生は、究極にそう考えた時。
彼女は…近くの他人を選んだ。
そんなお話。
「むふふ。さあさあ星月も、《もし明日世界が終わるなら、その時誰と一緒にいたいか》考える時じゃない?」
怪しく笑う彩里に、斗弥子は「くっだらない…」と呟いた。
「状況がまるで違うだろ」
「そんなこと言わないでー!リアルが一番素敵なラブストーリーなんですぅー?」
「あほ…」
そんな二人のやり取りを見て、笑いながらも…考える。
もし明日世界が終わるなら、誰と一緒にいたいか、か…。
もし明日世界が終わるなら…何しよう。
美味しいもの食べる?優雅に過ごす?
私だったら…。
その願望は、脳内の奥から蘇る。



