また少し、考える。
「やっぱり…昔のよしみだからじゃない?」
「………」
二人同時に、「はあぁ…」と、深いため息をつかれる。
え…何で?
何で二人ともガッカリしてるの?
二人のリアクションの意味がわからず、軽くあたふたしてしまう。
挙動不審気味に、二人の顔を交互に見た。
しかし、私のそんなリアクションを見て、二人は「やれやれ…」といった顔をしている。
「あのねぇ…」
「星月、この際だからはっきり言おうか?」
「え、えっ」
「…水口が昼休みあんたのところに来るのは!あんたのことが好きで好きで、あんたに会いたいからだよ!」
「えっ…」
わ、私に…?
会いたい…?
「…って、部活でも会えるし。やっぱり昼休みはただの業務連絡プラス世間話だよ」
「世間話をしたいがために、あんたのところに来る?!水口は噂話好きの近所のおばちゃんか!」
「…え?え?違うの?!」
「星月ってば、こういうとこダメだねぇ…男心わかんないの。近所のおばちゃん扱いだなんて、水口くん可哀想になってきた…」
「男心わかんないって…!」
男心?…何それは。
な、何だろ。
「………」
その意味もわからず黙り込んでしまうと、またため息が聞こえてきた。



