いろいろコメントを私に浴びせながらも、斗弥子と彩里の二人はお弁当とジュースを持って私に同伴してくれる。
三人でいつものC教室にはいった。
ホント、頼りにしてますよ…お二方。
そして、私の持ってきた話は…これです。
「えっ…キス?!」
「水口と?!」
二人のリアクションは、予想通りだ。
目を丸くしてポカーンとしている。
順序良く話をしなきゃと思うと、この話を最初にしなければならなかった。
「ちょっとちょっと随分話が跳んでるね。何で水口くんとキス?」
「だ、だって…瞳真、蓑島くんとヤッたのかキスしたのかって聞いてくるから頭にきて『関係ない!』って突っぱねたら逆に…」
「それは星月は怒りたくなるね」
「で、関係ない言われて水口は逆ギレしたワケだ。で、キス…ふーん」
「それでそれで?話の続きは?」
話の続き。
それは、今朝の美優からの壮絶カミングアウトだ。
瞳真と美優は、付き合ってなかった。
むしろ、美優と付き合っていたのは、伊野くん。
だけど…蓑島くんはそれを知っていたにも関わらず、私には話さずに、素知らぬ顔で私との偽物お付き合いを進めていた。
美優は、それを『瞳真への嫌がらせ』と言う。
瞳真が私の事を、好きだから…。



