思い込んで突っ走った挙げ句の…勘違い?
約一ヶ月、ずっと勘違い!
これは…!
(やらかした…)
全身サーッと血の気が引いてくるのがわかる。
再び、汗も吹き出そうだ。
冷や汗…!
どうしよう。
私の思い込みで、勘違いで。
周りを巻き込んで、拗れに拗れて…!
…ああぁぁっ!
ここ一番の罪悪感だ。
罪悪感が、私の全身に染み渡っている。
ヤバい。まずい。
どうしよう…!
みんなに申し訳ない…!
私が泣き出したりしなければ、蓑島くんはそんな偽物カップルの話を持ち掛けなかっただろうし。
ちゃんと冷静にモノを見ていれば、瞳真や美優にあんな感情を抱くこともなかった。
なのに、拗らせに拗らせたのは…私だ!
(ああぁぁ…)
どうしよう…。
蓑島くん…。
どういうことなの?
わからない。教えてよ…。
授業中、ずっとずっとその事ばかりを考える。
瞳真と美優は付き合ってなかった?
蓑島くんは嘘をついていた?
いや、嘘をついているのはどっち?
何が嘘?何が本当?
わからない…。
何でこんなサスペンスな状況に陥ってるの?!私!
(…ああぁぁっ!)



