マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様




体育の授業も終わり、彩里と喋りながら教室に入ると、何となく男子達がざわついているのに気が付く。

男子が数人、隅に集まってこそこそと話をしているようだった。

その中には、伊野くんや越後谷くん、西尾くんの姿もいる。



いったいどうしたんだろ。

まあ、いいか。



特に関心も持たぬまま席に着いて、英語の教科書を出していた。



そして、授業が始まるが。

しばらくしてから、教室内の違和感に気付いた。



(…あれ?)



二時限目までは、そこにいた人物がいない。

そこは、空席となったまま授業が進んでいた。



その空席は…蓑島くんの席。



あれ?蓑島くん、いたよね?

何でいないんだろう。

どこ行っちゃったの?

授業をサボる人じゃないと思ったんだけど…。



疑問を持ったまま、辺りをキョロキョロする。

しかし、疑問に思っているのは私だけなのか。

周りは普通に授業を受けていた。



伊野くんあたり『蓑島いねえぞ?どこ行った!』とか騒ぎそうなんだけど。

おかしいな。

ひょっとして…体育の最中に具合悪くて保健室にでも行ったのかな。