「ソフト好きだけど…上手くならなくてさぁ。下級生にレギュラー取られてずっとベンチだったもん…。やってたって言えるほど上手くないし」
「でも、3年間やりきったのはすごいと思うよ」
「ベンチでの頑張りを璃里先輩は誰かから聞いたって感じかー。…あ、ここにしよ」
そう言って、斗弥子はC教室のドアを開ける。
後に続いて、私達も入った。
弁当を拡げるなり、話し合い(?)の開始。
「…っつーか!あんた何やってんのよぉっ!…学校サボって応援、の次は!御宅訪問?…あんた、どっぷり悠介にハマってんじゃないのよぉぉっ!」
「うっ…す、すみません…」
まず、斗弥子からのお説教から始まる。
「私、悠介にはハマるなって、気を付けろって言ったよね?!泣く羽目になるって言ったのに!…星月ぃぃっ!」
「ご、ごめん!斗弥子の言うとおりだった…」
本当だった。
泣く羽目になる。
斗弥子の言ってたことは本当だった。
紫苑先輩にも言われてたのに…。
斗弥子と紫苑先輩は、この事を言ってたんだろうか…。
蓑島くんと横川さんの、このただならぬ関係をわかっていたってことなのかな…。
「…で、話したいことって何」



