「でもねでもね?蓑島くん。女子には女子同士の付き合いも大事なんだよ?星月に友達いなくなってぼっちになったら、星月が可哀想だよ?」
「んんん…」
蓑島くん、黙って少し考えた後。
一人でウンウンと頷き始めた。
「…それもそうだね。星月のぼっちは俺も胸が引き裂かれる思いだよ。わかった。とみちゃん、瀬高さん、よろしくお願いいたします」
そして、ペコリと頭を下げて「西尾ーっ!一緒に鹿肉食べよー!」と、あっという間に西尾くんのもとへと飛んでいき、隣に座った。
西尾くんに「何?鹿肉弁当に入ってるワケ?」と聞かれている。
「あっさり引き下がったね…」
「ノリが軽いんだよ。悠介は」
「よし。じゃ、行こ行こ」
あっという間に男子の輪の中に溶け込んで和気あいあいとしている蓑島くんを横目に。
私達はそそくさと教室を出た。
「…で、ソフト部の蓑島さんの話、ホントなの?私のこと、知ってたなんて!」
「昨日LINEで話した通りだよ。…で、見学行ってみるの?」
「うーん…」
「私的には彩里がソフトやってたってことにビックリだけどね」



