本当に何?何?お茶って何?
帰りに二人で?
紫苑先輩、いったい何がしたいの…?
回りくどすぎる!
「…あ、イオンでタピる?タピる?それにするか!ね?ね?」
「早霧谷さん、朝っぱらからナンパっすか」
そこへ瞳真が通りすがる。
立ち止まりもせずに、紫苑先輩に無表情で一言吐き捨てて通り過ぎていく。
「…うるっせぇぞ水口コラァァ!」
「朝っぱらから盛るんすね。エロい」
「また小生意気な態度かあぁぁっ!待ちやがれコラァァ!」
とても頭にきたのか、今度は瞳真の方へとまっしぐら。
ずかずかと駆け寄って行き、瞳真の背中をわしづかみ、無理矢理足を止めていた。
「水口ぃぃっ!…俺が可愛い後輩を気に掛けて何が悪いぃぃっ!この、無表情の鬼!」
「服が伸びるんで掴まないでください」
「…おまえにも話があるっ!…来いぃぃっ!」
そうして、瞳真は紫苑先輩に引っ張られて連れて行かれてしまった。
瞳真…三年の先輩、しかもサッカー部の王様である紫苑先輩に、何て態度を!
って、今に始まったことじゃないけど。相手が誰であれ構わず堂々と物申す、小生意気な態度は。
紫苑先輩を怒らせないでよ…?



