マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様


「…何でも、あの子中学時代ソフト部だったって話。レギュラー定着は出来なかったけど…それだからか、ベンチワークがすごい良かったって、同中の子が言ってて…」

「え…」

そんな話…彩里からは、一回も聞いたことなかった。

中学時代何やってたかなんて、そんな話一度もしたことない。

いつも、どこのスイーツは美味いだとか、流行りのファッションだとか、ヘアメイクだとか、そんな話ばかりだったし。

まさか、ソフトボールやってたなんて。


「…で、ソフト部のマネ、千葉っちしかいないからもう一人誰か誘いたいなーと思って。悠介同じクラスだから聞いてみてってお願いしてんだけど「てめーで聞け」って、全然聞いてくれない。だからせづマネ、もし瀬高さんと話す機会あったら、聞いてみてほしいな…なんて」

「は、はい…!」



彩里と話す機会もなんも。

学校行きゃ、教室ではいつも一緒だよ。


…でも、彩里もソフト部のエース直々お願いしてるって聞いたら、考えてみるかも。