「千葉先輩の話?何なに?」
その話を聞き付けて、横川さんも私の隣の空いていた席にやってくる。
私の隣に座っていた蓑島くんは「やっぱ肉と米食いてえわ」と、大人達の輪の方へと行き、焼き鳥と塩むすびを食べていた。
「千葉っち、ゆらのことも話してたなー。みんなで仲良くしてんでしょ?」
…私達、グラウンドを使用する部のマネージャーは、洗濯室や器材庫、同じところでしょっちゅう出くわす。
その度にお互い「どう?」みたいな立ち話もしょっちゅう。
私と横川さん、ソフト部マネの二年の千葉先輩、あと陸上部マネとは特に仲良くて、洗濯室でお互いの洗濯終了を待ちながら世間話をよくする。
「星月、今度マネ会やろうね」
「うん。お互い大会終わったらね?」
「…その、マネの話なんだけど…」
そこへ、璃里さんがぐいっと私達の方に顔を近付けて話す。
「…せづマネのクラスに、瀬高って子いるでしょ?」
「…え?瀬高彩里ですか?」
ここで急に彩里の名前が出てきて、はてなマークを頭に張り巡らす。
「…あの子、部活やってないしょ?なら、うちでマネやってほしいんだけど…」
「え?!彩里をですか?」



