一年生の中で、唯一のレギュラーというその陰では、努力してたんだ…。
「星天でレギュラー取りたいなら、毎日走ってたくさん食えって竜堂さんに言われた」
「えっ!…夏輝くんに?!いついつ?!」
「教えない」
「えっ!」
「…そんなことよりさ」
「そ、そんなことってどういうこと!いつの間に私の知らないところで夏輝くんと!」
「…走る?一緒に。久々に」
「………」
瞳真は公園の外の道路を指差している。
私が?瞳真と?
走る…?
「…何言ってんの。一緒に走るなんて、今の私が今の瞳真に着いていけるワケないしょ」
かれこれ一年走ってなかったのに、いつからかは知らないけど、ずっと走り続けていた瞳真に着いて行けるワケがない。
それに、瞳真は男で、私は女だし…力の差がありまくりでしょ。
「…じゃあ、ゆっくり走る」
「遅い私に合わせてたらトレーニングにならないでしょ。邪魔になるよ」
「そう?」
「そう」
ポーカーフェイス…無表情ながらにも、むくれている。
何でそんなに走りたがるの。
無理だよ…。



