「…じゃあ?星月と対戦ってこともあり得んだ。何か変なカンジ」
「ホント。変なカンジでしょうね?男子の中に女子ひとり…」
「…やめろ。また笑えそうだから」
「笑うな!」
笑いを堪えている瞳真に、ついムキになってしまった。
いつまで笑ってんのよ。
「…楽しみにしてる」
「はいはい」
そう言う瞳真は、なぜか笑顔だったけど。
私は笑われたのが癪で、素直に「うん」って言えなかった。
ふん。そんな可愛い笑顔見せたって、私の機嫌は直りませんけど?
瞳真の可愛い笑顔…めったに見られないレアですけど。
その笑顔。
直視したら、ドキッとさせられる。
好きだった時の想い…思い出しそうで。
「そ、そういう瞳真は何してんの!こ、こんな朝っぱらから」
誤魔化すために、話を変えてしまう。
「俺?走ってる」
「…え?…は、走って?」
「うん。毎日走ってるけど」
「毎日?!」
毎日走ってたとか…初めて知った。
確かに。服装が走る格好だもん。スパッツなんて履いてランナーみたいな。
そうかな?とは思ったけど。



