…じゃあ、私。
もし、瞳真のことを忘れることが出来たのならば。
蓑島くんにどっぷりハマる可能性が…？
蓑島教の信者になる？！
『そのうち俺にハマるだろうから、その時はその爆乳頂きますからね…うひひ…』
…ないない。
どっぷりハマるなんて、ない。
こんなセクハラ発言されて、喜んでしまうとかないない。
甘いセリフを堂々と吐くし、何せあのイケメン顔だから、キュンとしてしまうことはあるけど。
『蓑島くんのことしか考えられなくして！』
なんて、勢いで言ってしまったけど。
彼にどっぷりハマる自分は、想像し難い。
「…だけどさ？ハマったら最後。星月、あんたが泣く羽目になる」
「…何で？」
「悠介は本能のままに生きる自由人だからね？渡り鳥のように、次々と女を渡ってはたらし込んでいくのを私は見てる。泣いた女は数知れず。星月、あんたもそのうちの一人になりそうで私は恐い」
「………」
やはり…蓑島くんは、そういう系か。
何だかんだプレイボーイ。
前にも話してたよね。
