はじめまして~♪私は花吐き病の林凛々華(ハヤシリリカ)です!
二次元に恋をして花吐き病になりましたが二次元だよ!
両思いになれないよね!まだ乙女ゲーなら良いけど私が好きなのはジャンプ作品だからね!
とまぁ今日から寮のある高校へ転入です。そこには私と同じ?とりあえず奇病の人がたくさんいる、特別クラスです!
楽しみですねぇ~♪

「呼んだら入ってきて下さいね」
「分かりました。」
緊張しますね…こんなときはアン〇ンマンマーチでも!
そぉだ!恐れないんだみーんなn…
「入ってきて」
「…………はい」

そう言って私は教室に入った。
「林凛々華です。よろしく」
「窓側の一番後ろの席へ座ってください。」
………嘘でしょ。
転入生が座る席って窓側の一番後ろの席って決まってんの?
漫画で読んでだけどまさかねぇ。ベタだなぁ。
と思っていると隣の男子が話しかけてきた。

「お前なんの病気?」
いきなりの質問ですねぇ。
「花吐き病です。君は?」
「俺は涙石病。あと木陰涙(コカゲルイ)」
まぁまぁのイケメンさんですねぇ。
しかし二次元には負けてますよ!

「ねぇねぇ凛々華ちゃん!」
と前の席の奴が話しかけてきた
「はい?(馴れ馴れしいわね)」
「俺は真澄青(マスミアオ)天使病なんだ!」
元気いっぱいの幼稚園児ですか?
天使病…確か羽が生えると聞きましたが青君の背中に羽など…………………あったわ。
「カッコいいでしょ!」
天使というか悪魔では?と思うような羽が生えてました。

トントン
肩を叩かれて後ろを向くと無表情の女子?がいました。
「俺…花月猫(カヅキネコ)…花咲き病…」
あぁ男子ね。
頭に花の冠着けてるから女子かと思いましたよ。
髪飾りではなく生えてきた感じですね。

「猫は相変わらず無表情だね~あ、僕は永原小白(ナカハラコハク)アルビノなんだぜ☆」
と斜め前の席の男子が話しかけてきました。確かに髪も肌も真っ白ですねぇ。


(この先「」の前に名前を短くして書きます。)

ただのヲタクが転入初日からイケメンの友達ができるとは…
三次元もすごいですねぇ。そして今、寮の部屋にいます。

凛「ラブコメみたい!逆ハーですねぇ~o(^o^)o」
と呟きながら荷物の整理をしています。
なんかデカイ段ボールがありますねぇ…
え、マジで何入ってんの?確かこんなの無かった気が……
まぁ、いっか☆
あけてみましたよ!
凛「…………………………………( ´Д`)」




まさかの



リモコンでした☆
なんのだよ…あ、実家のテレビかな。
母上は酔っていたのでしょうか。もう私の家にテレビの音が聞こえることはないでしょうwwwwwwww。

コンコン

ノックが聞こえたので出てみました。

猫「……………………………。」
凛「……………………………お茶でもどうぞ( ゚∀゚)つ」
何ごとだよ‼はぁ、猫君一人できたっぽいけどなに…?

猫「………………………ペコリ」
凛「お菓子でも食べますか?」
猫「凛々華………花吐き病……どんな感じ………………?」
そういえば猫君は花咲き病でしたねぇ。花同士?
まぁ気になるんでしょうねぇ。

凛「名前の通り花を吐きます。そして私の場合一生治らないでしょうねぇ。」
猫「…………………なんで治らないの…………………?」
凛「私が恋しているのが二次元だからです。」
花吐き病は両思いにならないと治らないのだ。
うん、乙女ゲーじゃないからねぇ。

凛「花咲き病はどんな感じですか?」
猫「……花が生えてくる……季節によって違う……綺麗………」
女子かよΣヽ(゚∀゚;)

猫「これ……メアド……仲良くしたい……」

可愛い……君にこそ天使病が似合うよ。
いや今の花冠みたいなやつも捨てがたい……

凛「ありがとうございます!仲良くしましょうねぇ!」