なんとか、1日を乗り切った。
専務と会社に戻ってから、仕事をこなしたけれど、室長の態度が気になっていた。
いつもは、冷静沈着な室長のあの態度に。
やっぱり、専務がらみで何かあったんじゃ…
気になった私は室長のスケジュールを確認した。
「あ、今日は社長と…直帰か」
もう会社にいない事を知った。
明日でもいいか、落ち着いて考えよう、そう思った。そして帰る支度を始めた。
さぁ帰ろう、そう思った時、専務から腕を掴まれた。
「何やってんの?帰るよ。一緒に」
「え?え?それはダメですって。バレるじゃないですか」
「秘書を送る、じゃダメなのか?」
専務…
ダメでしょ、秘書が送られちゃ。
「さすがにダメでしょ?室長の目が光ってますよ」
「そうか、じゃ…」
そうか、と言いながら専務は私の腕を掴んだままエレベーターに向かって行った。
「あ、あの、専務?聞いてますか?」
「仕事だよ、秘書は同行するだろ?」
「し、仕事?スケジュールにはないですよ?」
「…あるんだよ。来て」
半ば強引に、専務の車に乗せられていた。
専務と会社に戻ってから、仕事をこなしたけれど、室長の態度が気になっていた。
いつもは、冷静沈着な室長のあの態度に。
やっぱり、専務がらみで何かあったんじゃ…
気になった私は室長のスケジュールを確認した。
「あ、今日は社長と…直帰か」
もう会社にいない事を知った。
明日でもいいか、落ち着いて考えよう、そう思った。そして帰る支度を始めた。
さぁ帰ろう、そう思った時、専務から腕を掴まれた。
「何やってんの?帰るよ。一緒に」
「え?え?それはダメですって。バレるじゃないですか」
「秘書を送る、じゃダメなのか?」
専務…
ダメでしょ、秘書が送られちゃ。
「さすがにダメでしょ?室長の目が光ってますよ」
「そうか、じゃ…」
そうか、と言いながら専務は私の腕を掴んだままエレベーターに向かって行った。
「あ、あの、専務?聞いてますか?」
「仕事だよ、秘書は同行するだろ?」
「し、仕事?スケジュールにはないですよ?」
「…あるんだよ。来て」
半ば強引に、専務の車に乗せられていた。