しくしく痛む胃を抱えて もやがかかった意識を蹴り転がすようにして、 あたしは玄関を出た。 一歩。 二歩。 三歩目で、脚が鈍る。 ……学校じゃないどこかに、 行かせて欲しい……。 というよりも、 地球上から ナチュラルにいなくなりたい。 視線が 勝手に地面に穴を掘る。