突然、何?
私の質問の答えは?


「まだ夜中だから、も一回寝ろ」


え?


予想もしていない台詞に聞き間違いではないかと疑り始める私は何も言葉を出せなくて。


「ゆっくり休め」

そんな沈黙を作っていると再び聞こえて。


今のは、誰……?


もしかして、朝永さんって多重人格者?


私の目の上にはずっと心地好い温もりと重みが乗っている。


こんな朝永さん……私、知らない……。


私はとりあえず言われた通り、瞼を閉じることにした。