『出かける。帰らない。』
俺はダイニングテーブルの上にメモを残し、仕事用のスーツと鞄を紙袋に入れると、すぐに家を出ることにした。
メールで返事を返せなかったのは、もし居ないと言ったら、あの男と少しでも過ごそうなんて考えさせたくなかったから。
何も考えずに電車に乗った。
行き先を決めて出なかったが、つぐみに服を買ったところの駅が近付くと気分転換に買い物でもしようと思い、そこで降りることにした。
駅のロッカーに荷物を突っ込むとあの商業施設に向かった。
暫く適当に店に入りながらブラブラ歩いていた俺だったが、突然視界に入った人物に固まった。
穂香だ。
男と腕を組んで店内の服を物色している。
そこまでなら俺も逃げるようにこの場を去っていたことだろう。
俺が固まったのはその男が伊藤ではなく林田だったから。
伊藤は絶対知らないだろ。
それよりもだ。
アイツ、俺と伊藤以外にも手を出してんのか?
俺はダイニングテーブルの上にメモを残し、仕事用のスーツと鞄を紙袋に入れると、すぐに家を出ることにした。
メールで返事を返せなかったのは、もし居ないと言ったら、あの男と少しでも過ごそうなんて考えさせたくなかったから。
何も考えずに電車に乗った。
行き先を決めて出なかったが、つぐみに服を買ったところの駅が近付くと気分転換に買い物でもしようと思い、そこで降りることにした。
駅のロッカーに荷物を突っ込むとあの商業施設に向かった。
暫く適当に店に入りながらブラブラ歩いていた俺だったが、突然視界に入った人物に固まった。
穂香だ。
男と腕を組んで店内の服を物色している。
そこまでなら俺も逃げるようにこの場を去っていたことだろう。
俺が固まったのはその男が伊藤ではなく林田だったから。
伊藤は絶対知らないだろ。
それよりもだ。
アイツ、俺と伊藤以外にも手を出してんのか?



