考えても答えは出なくて、俺はテレビのチャンネルを変えた。
すぐに探していたニュースを見つけた。
隣の県では大雨で川が氾濫し、電車も止まっているようだ。

つぐみは帰って来ない。
夕飯、食べる気も起きない。

テレビから緊迫した表情で雨の酷さを伝えるアナウンサーを見つめながら考えるのはアイツのこと。

つぐみは男と居る。
そう考えるだけで、心の中はどんどんどす黒くなっていく。


その夜は眠りが浅くて何度も起きた。
朝六時、眠れないのに眠ろうとするのも面倒で起きることにした。


『夕飯までには帰ります。』

朝九時、つぐみからメールが来た。

すぐに帰ってこないのは何故だとか、やっぱりあの男と過ごしているのかと考えてしまう。

今日つぐみに会ったら、暴走して後悔しそうなことをしでかしそうで怖い。