「私、あれが初めれらっらんでしゅよ!?それを気分で奪っらんでしゅ!ずっとだいりにろっれおいらんでしゅよ!私のファーストキス、返しぇっ!!」

呂律は回っていなくてところどころ理解不能だったが、ファーストキスはハッキリ聞こえた。

俺は最低すぎる男だった。

つぐみは暫く泣いていたが、酔いが回ったのか泣き疲れたのか、電池が切れたように椅子に座ったまま寝てしまった。

罪悪感に苛まれて、ベッドで一緒に眠ることも出来なくてつぐみをベッドに運ぶと俺はリビングのソファで眠った。


次の日の朝七時、真っ青な顔をしてリビングに入ってきたつぐみ。
顔を見たら罪悪感が湧いてきて、真っ直ぐ見れなかった。

「ご迷惑をお掛けしました!」

つぐみは俺の前に来ると素早く頭を下げた。

「俺が飲ませたし」

つぐみの頭上に言うと、つぐみは勢いよく頭を上げた。