『来月、父さんと母さんの命日だな』

「うん……早いね……」

『ウジウジすんな。しても二人は居ない。俺が将来、つぐみをラクにさせてやるから』

「ぷっ、なにそれ。しー君は私のお婿さんなの?」

『ドン臭いつぐみだから、もしかしたら俺が一生面倒みなきゃいけないかもしんないじゃん』

「失礼なっ!」

『じゃあ彼氏いるのか?』

「う……」

『やっぱりな。俺を早く安心させろよ』

「しー君が私のお婿さんになってくれるから良いや」

『結局それかよっ』


おちゃらけた会話。

顔は自然に笑顔になる。

しー君のお陰で元気でた。