「……お前が、好きなんだよ」

目を見て言えなかったが、言った。
それなのに、

「聞こえらかった」

「聞いとけよ!」

この酔っ払いめと恨めしくなり、怒鳴って返すとつぐみの目にはまた涙が溜まった。

「もう良いもん!私、もうしゅぐ出てくし!朝永しゃんにろって私は奴隷なんらもん!」

そんなことを言うなよ!

「だから好きだって!出て行くなよ!」

やっと伝わったと思う。
つぐみが驚いているから。

するとつぐみがフニャリと笑った。

それは俺は受け入れてくれたって喜んで良い?

つぐみに手を伸ばそうとした。

が、突然ベッドにパタリと倒れた。

そしてそのまま動かず、聞こえてきたのは気持ち良さそうな寝息。


俺に言わせるだけ言わせてつぐみは寝た。


俺、お前の気持ちを聞いてないし、お前絶対忘れたって言うなよ?