十九時、まだ連絡が来ない。

十九時半、まだ来ない。
もう飯を食ってやる。
お前の分の炒飯もな。

二十時、ソファに座って待っていたが限界で携帯を操作した。

プルルルル。

眉を寄せながら機械音を聞く。

ブッ!と反応が聞こえると口を開いた。

「おい、まだ夕方は来ないのか?」

『杉森です』

は?

予想もしない声が向こうから聞こえてきて固まった。

アイツ、俺の買ってやったワンピース着て行ったよな。
まさかアイツのために……?

「これ、つぐみの携帯のはずだけど?」

『そうです、小嶋さんの携帯ですよ』

あっけらかんと返されると眉間の皺が深くなる。