次の日、目が覚めると抱き締めて眠ったはずのつぐみがベッドに居なくて焦って起き上がった。


「くしゅんっ」

部屋を飛び出すと洗面所の方からくしゃみが聞こえてきてホッとした。

「はよ」

扉を開けて声を掛けたらバスタオル一枚の姿で気まずくて、「服、さっさと着ろよ」と言ってリビングに逃げた。

……どう接しよう。

とりあえず俺が好きだってことは、あのキスで伝わった……よな?

デートにでも誘うか?
アイツ、服全然無いからまた買ってやるか。
あ、でもアイツ、俺の家を出ようとしてたな。
今日も行く気かな。
まずそれを阻止するこたから始めるべきか。

ブブブブブ!

突然俺の思考回路に割り込んだバイブ音。
リビングのカウンターに置いてあるつぐみの携帯が震えていた。
時計を見ると朝の七時前。

誰だ。