「泣いてんのか?」

その涙の理由は何?

気になってつぐみに手を伸ばすが、勢いよく弾き落とされた。

「触らないでっ!もう、振り回されたくないっ!」

思いっきり拒絶された。

俺はお前が好きなだけ。

苛々して、暴走した。


「キスしたい」


逃げるつぐみを追い詰めて、目尻にキスをして。


「や、止めて……離して……」

視線も合わせられず、ふるふると小動物みたいに震える姿が余計に俺の心を擽った。

強引につぐみの口の中に自分の舌を押し込んだ。

夢中でつぐみの唇を貪った。

すると知らない間に、つぐみは寝ていた。

まさかのお預け。