確実に俺を突き放してる。

これが最後みたいな態度すんなよ。


俺は口にチーズケーキを入れると立ち上がる。


「つぐみ」

名前を呼んで両頬を掴むとつぐみの口に口の中のチーズケーキを強引に押し込んでやった。


不器用な俺は強引にしか出来ないんだ。

俺を意識しろ。


唇を離すと目を見開いたつぐみが映った。


「お前が食べないから。美味い?」

俺はつぐみを誘うように舌舐めずり。

「美味い?」

だがまたつぐみは俯いた。

「つぐみ?」

「名前を呼ばないで」

もう一度呼び掛けたら明らかな拒絶。

流石に動揺して顔を覗くとつぐみの瞳から涙が溢れ落ちてきて更に動揺する。