「朝永さんだって、私の身体、貧相だって言ったし、そんな気、更々無いでしょ?だから無意味なことは止めましょうよっ」

叫ぶと俯いた小嶋。

自分の気持ちに気付いた瞬間、突き放された。


「……お前は、それで良いの?」

訊き返すと小嶋は顔をゆっくりと上げた。

「……は、はい」

「分かった」

掴んでいた小嶋の手を解放し、顔を背けると俺は沈黙を作る。

突き放された俺はショックを受けていた。


「……私がこの家に居ること、迷惑じゃないですか……?迷惑なら、今すぐ、出ていきますから……」

小嶋が小さい声で訊いてきた。

素っ気なく「別に」と返した。
出て行って欲しくないなんて情けなくて言えるはずが無い。