「俺、お前のご主人様」

「……」

笑顔で言うが小嶋はこちらを向かない。

「食べたいんだろ?」

「……いえ」

間があった。
絶対食べたいだろ。

「食べるか?」

その言葉に小嶋はグリンッと首を俺へと回した。

目が期待からか少し輝いていて笑えた。
だが数秒後、目が何故か据わっていく。

「すんげぇ美味いぞ。要らないの?じゃあ俺が全部食うわ。あぁ、美味い」

小嶋が飛びついて来ないので、アイスをスプーンに掬い、再び口に入れた。

それなのに反応もせずに、俺をじっと見ている。

あぁ、苛々する。

俺は小嶋の頬を挟むように左手で掴むとバニラアイスの乗ったスプーンを驚いて開いた小嶋の口に強引に押し込んだ。
実力行使だ。