小嶋が風呂から出てきた後、お互いの携帯番号を交換し、俺も風呂に入った。
風呂から出ると髪を乾かすよりも小嶋が気になってリビングに戻った。
リビングは真っ暗になっていたが、ソファには丸い物体が見える。

「ベッドで寝ろ」

電気を点けると小嶋に言った。
先日倒れたから心配だ。
ベッドはダブルだから余裕で二人で寝れる。

「わ、私はソファーで充分です!」

それなのに拒否してきた。
俺が心配してやってんのになんなんだよ。

「……チッ、めんどくせー女」

拒否するなら力づくで運ぶまで。

「きゃあっ!」

小嶋の首と膝の裏に腕を入れると抱き上げた。

「お、降ろして!」

すると足をジタバタさせて抵抗してきた。
俺は小嶋をギロッと鋭む。

「手間かけさせんな」

小嶋は抵抗をピタリと止めた。

「重いですよ!」

どこがだよ。
それに今更だ。

「さっきも担いだ」