続けて出てきたまさかの言葉に俺は動けなくなった。

両親が二度と帰って来なかったって、死んだってことだよな?


「悪い」

重すぎた内容のせいか、謝罪の言葉が自然と出た。

「で、でも、無事ですし、朝永さんは、気にしないでっ!」

嗚咽混じりで両手と首を必死に振って気を遣う小嶋。

勝手にプッと笑いが出た。


「俺の事、腹立ってると思ってたから」

あんなに俺におどおどしていたのに俺の心配をする小嶋が笑えた。

「俺とここで出会って良かったな。外、大雨だぞ?傘すら持たずにバカだわ」

とりあえず帰ろうと裸足の小嶋を持ち上げた。

「きゃあ!」

小嶋の小さい悲鳴を無視して肩に担ぐと歩き出す。