「クビになりたいわけ?お前は俺の奴隷だろ」

一睨みすると小嶋は小動物のように肩を一驚させた。

「言いませんっ!」




次の日の朝も小嶋は家に居なかった。
会社に行くと穂香は居なかったが、昨日一緒に居た女と話していた。

「それよか、昨日はあれからどうなったの!?付き合ってないんでしょ!?でも明らかに朝永さんのあの態度は好きでしょ!」

小嶋の前に居る女が興奮した様子で話しているが、小嶋の困惑した表情が気になって足を向けた。

「えっ、と……付き合っては「つぐみ、おはよ」

予想通り、否定しようとした言葉にわざと甘い顔を作って被せた。

「余計な事は言うなって言っただろ」

小嶋の耳元でコイツにだけ聞こえるように釘を刺した。

お前昨日言ったことを忘れたのか?
俺のためにちゃんと演技しろよ。