俺はいつか別れると思っていた。

だって俺達は週一必ず身体を重ねていたから。


「結婚したら秋哉のを頂戴?秋哉の子供が産みたいの」

穂香は俺に触れながら笑っている。

「は?」

「あの人と秋哉、同じ血液型なの。だから大丈夫」

何が大丈夫なんだ。
もうダメだ。
頭がおかしい。
これ以上はついていけない。

俺は穂香を突き飛ばした。
穂香が「きゃっ!」と小さく悲鳴を上げてベッドの上に倒れた。

「帰る」

「何で?」

キョトンとしている穂香に苛々した。
俺は脱ぎ捨てた服を拾い上げる。

「俺はもう、お前の誘いには乗らない」

服を着ながらはっきり告げた。

「秋哉は私を嫌いになったの?」

「お前はアイツと結婚すんだろ」

「でも私が好きなのは秋哉だけ」