「っ!?」


朝、声も出せずに飛び起きた私。
だっていつもと違う目覚めだったから。
昨日の朝永さんに後ろから抱き締められたままの状態だったから。

私を包み込んでいる大きい腕。

首の後ろに寝息を感じて身を捩りたくなる程擽ったい。

心臓が寝起きからフル稼働を始めたところで私は飛び起きた。

スヤスヤ気持ち良さそうに眠っている朝永さんの顔を恨めしく見ていたら、ズキリとお腹に鈍痛が走る。
お腹を咄嗟に抱えた。

ベッドの上で昨日の嫌な予感的中。
このまま動きたくないが、ナプキンが気持ち悪い……。

床に這いつくばりたい程歩きたくないがお腹を抱えながらのそのそ歩いてトイレに入った。

座ると立ち上がりたくない気持ちしか沸いてこない。
トイレにこのままずっと篭っていたいが仕事があるのでそうとはいかない。

はぁ……と重い溜め息が出た。