腰には温もりと腕の感触。

これ……抱きしめられてる!?


「な、な、な、何してるんですか!?」

私の腰に朝永さんが巻き付いているせいで起き上がれず、肘を立て、上体を捻って抗議する。

間接照明で見えた朝永さんの顔は目を閉じていた。


「湯たんぽになれ」

ポツリと溢した朝永さん。

私、湯たんぽなの!?


「今日寒い」

「離れて下さいっ!」

私は左手で朝永さんの肩を押す。
男の人をこんなんで退かせるわけがないが、なけなしの抵抗。

「何でグミ、そんなカチンコチンなわけ?」

私は全身に変な力が入っている。

そりゃ好きな人に突然抱き付かれてリラックス出来る人いないでしょ!