今日も一緒に夕飯を食べた。
並べられたペアの食器。

名前も知らない彼女が耐えられなくなった気持ちが分かる。

買った経緯を憶測しながら、こんなの毎日見てたら病む。


食べ終わり、私が後片付けをしている間に朝永さんはお風呂に向かった。
私はホッと息を吐いた。

朝永さんがお風呂から出てきた後、私もすぐに入った。
朝永さんをいやでも意識してしまうから、同じ空間になるべく居たくなくて。

私にしては長風呂だった。
いつもは家事もしなくちゃと烏の行水だから。
今日は三十分は湯船に浸かっていた。

お風呂から出た後、髪をドライヤーで入念に乾かした。
いつもは掃除をしていればそのうち乾くと軽く描けるだけだったから。

とことん朝永さんを避ける私。