「あの、何を……?」

「一緒に風呂に入るだけ」

はぁぁぁあ!?嘘でしょ!?
一緒にお風呂に入るなんて!!!

朝永さんの扱いに慣れてきた私だが、流石にこれには一気に焦り出す。


「私、出ますから降ろしてっ!」

だが朝永さんは焦る私の言葉を無視して、シャワーの蛇口をキュッと捻った。


「きゃ!冷たい!」

しかも冷水が私の後頭部に直撃。
冷えた身体が更に凍える。

「悪い」

本当に悪いと思っているようでシャワーヘッドの向きを変えてくれたのかすぐに冷水から解放されたが、先程の冷水が追い込みをかけてきて身体はやはりブルブルと震え始めた。


「風邪引かれたら面倒。一緒に浴びれば良いだろ」

そこに淡々と吐かれた言葉。